【開業ご依頼物語】私が地域密着で起業・商売を始めて経験したこと

まさか20代前半のときに、自分の人生がこんな事になるとは想像もしていなかったです。

私は鉄筋コンクリートのマンションや学校などの建物を専門に作る「型枠大工職人」をしていました。

見習い当時は、この世の物とは思えないほど厳しい世界だと感じ、これほど人が怖いなんて思った事がありませんでした。

 

「男は気合と根性だんべ」なんて口癖の社長でして、初めの頃はミスをすれば大声で怒鳴られる・・・トンカチで頭を叩かれるなんて事が日常茶飯事でした。

今で言うパワハラですね。下積みをした2年間は本当に怖い世界でした。

ミスは見つかるまで報告できない!!!冷や汗ものでした 笑

 

しかし、なぜ仕事を続けられたかというとプライベートでも親身に面倒を見てくれたからです。

お金が無いとき、家族が困った時、将来のことを心配してくれたりと親父のように接してくれました。

仕事には常に真剣な親方でしたが、プライベートでは人情味があったので「この人のために一生尽くしたい」と思えた唯一の存在です。

下積みを卒業した頃にやっとの事で、建物の構造を作る仕事に携わるようになり、

トンカチで釘を叩くことすら楽しかったです。

やっと前線で作業できるのか・・・」なんて仕事に対する誇りも芽生えた瞬間ですね!!!

 

今現在しっかりした会社では、タイムカード制で残業をすれば残業代が出るだろうし、

やればやった分だけ成果として給与がでるのではないでしょうか??

しかし、職人時代は違いました。

基本的には8:00から朝礼があるのですが当時勤めていた工務店では、

7:00に現場に到着すればすぐに当日の段取りを始めます。

段取りハチブが口癖だった社長ですが、段取りが悪ければその日の仕事ははかどりません・・・。

段取りの大切さを知ると同時に下積み時代にしていた助手の仕事も大切なんだと分かりました。

 

朝7:00から日が暮れるまではあっという間だったので、楽しく仕事ができていたのかもしれないです。

社畜なんて言葉も最近流行っていますが、自分の事を育ててくれた社長の会社が好きだからこそどうでも良かったです 笑

 

やっと社長の力になれるくらいまで成長した頃に人生の転機はおきました。

ある日の事、体調の悪い社長が病院で検査を受けると「余命半年の末期がん」が発覚しました。

もう実感なんて湧かないです。ただ社長のいない穴を埋めて無事現場を終了させることが、従業員全員での課題でした。

社長を心配させるわけにもいきません。なんとも言えない複雑な気持ちで仕事をしていたのはそれ以来ありません・・・。

病院の診察どおりに半年後に社長がなくなると、次は民主党政権時代だったのですが、「鉄筋コンクリートの建物」で耐震偽造をしていたアネハ問題がおこります。

するとそこから仕事がなくなっていくんですね・・・。

自然と仕事がなくなり会社もなくなりました。

 

そこから、地元のサラリーマンとして就職する事、3年間で役職ももらい、パソコン作業も勉強させてもらい、1つ小さい事業所を任せてもらい、本当に良く学ばせてもらったのですが、やはり男なら失敗してでも独立したいって事で個人事業主の道を目指すことにしました。

 

現在では地元で小規模ながらご依頼を受け続け3年の月日がたちました。

もちろん、気合と根性で乗り切るしかありません 笑

気合と根性は胸に刻み続けるでしょう 笑

商売を始めた当時は見積もり依頼があっても「いくらで金額を提示すれば良いか」も分からず、悪戦苦闘の毎日でしたが何とか楽しく歩んでくる事ができました。

 

始めての草刈り依頼は緊張MAXです。

一応、刈払機の講習資格は以前から持っていたのですが草刈りをする機会がなかったのでペーパーです。

 

当時は草刈りの事業案内は提供していなかったので草刈り機の使い方すら知らなかったのも良い思い出ですが、

たまたま私の妹が親戚の手伝いで、草刈り機の使い方を知っていたので「エンジンのかけ方」などから手取り足取り教えてくれました 笑

今では使い方はばっちりです 笑

その時の写真はこちら・・・

 

1mくらいの草刈り依頼だったのでしょうかね・・・。

初めての依頼にしては綺麗にできました。この写真をホームページに掲載してから〝草むしり 草刈り〟などの草取り依頼が増えることになってきました。

だんだん作業しているうちに、作業工程も分かってきます。

このお庭なら何時間くらいかかる・・・

この空地ならこれぐらいでできる・・・

 

何事も経験なんですかね 笑

 

上の写真ですが、台風時に作業したのですが「刈草」が雨を吸い込んで、もの凄く重くなってしまったので悲惨な思いをしました。

お庭的には綺麗になったと思うのですが、水を含んだ雑草ほど怖いものはないと思った瞬間です 笑

 

その他、雑作業依頼も増えました。

アクティブなお客さんと出会い、助手さえいてくれれば自分自身で何でもやるようなタイプの人です。

会社の専務さんですが、このお客さんは開業当初から現在までリピートしてくれています。

 

お客さんと一緒に汗を流し、作業が終わって一緒に喜ぶ・・・

本当に幸せな瞬間です 泣

 

見積もり依頼で困ること・・・

それは内容を把握できない事です。

草刈り依頼の場合に、あまりにも荒れすぎていて何があるか分からないなんて事も多いです 笑

 

下の写真は細い竹のような「篠 笹系」がメインの草刈り作業でした。

篠系は草刈り機の刃が新品ならバンバン綺麗にできます。

しかし、1発目で根元付近から刈ると長いまま処分が大変なので、2度、3度と短く刈るのがポイントです。

そうにすれば片付けが楽になると思います。

 

時にはちょっとした大工作業もしています。

結構、特殊な依頼が多いのですが大半のお客さんが大工さんとの繫がりを持っていないので、

日曜大工の相談が私のところにくる事も多いです。

 

下の写真は備え付けの棚をどかしたら、クロスではなく壁の下地が出てきてしまったみたいなので「壁紙クロス」を貼れるように下地を修正してほしいと相談を受けました。

 

ブロックの上からクロスを貼るためのベニヤを貼る作業です。

現在の主流が石膏ボードを壁の下地にする家が多いと思いますが、打ち付ける場所がコンクリートブロックだったのでベニヤを選択してみました。

いろいろな業者さんに相談しても引き受けてくれる業者さんがいなかったみたいなので、作業が終わったら大喜びしてくれました。

本当に良かったです。

 

現在では、毎年毎年リピートしてくれるお客さんに会うのが楽しみです。

雑草のおかげで繋がれる事に感謝するしかないですね。

この先も継続してサービスを提供できるように頑張らないとです。

 

 

このブログを見てくれた皆さんにも感謝しています。

直接的には事業とは関係ありませんが、私のブログを訪れてくれることは本当に嬉しい事です。

今後とも応援のほど宜しくお願い致します。

 

arai san

はじめまして!!!新井です。 こちらのブログを拝見してくださりありがとうございます。 質問などあればお気軽にコメントください

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